Going my way

海外旅行が大好きな半ニートの記録

Nirmal Hriday

4月25日以降、午前中はNirmal Hridayという施設で活動することに決めました。

本当はシスターに相談しないといけないのですが、登録証を確認されない限りは大丈夫だと思い、ローカルバスに乗ってNirmal Hridayへ向かいました。

(シスター、すみませんでした・・・)

 

 

*Nirmal Hridayとは

 Kalighat(カリガート)や、死を待つ人の家と呼ばれている施設。

 コルカタで有名なKalighat Templeの近くにあります。

 元々、路上生活者だった方が中心に生活しています。

 男女合わせて100人前後はいました。

 高齢の方が大半で、

 酷い怪我をしている方や自力で動くのが難しい方が数多くいました。

 

 

マザーハウスからローカルバスで片道8ルピー。

Kalighat Templeにお供えするお花などを売っている露店街を通り抜けた先に施設があります。

入り口には門番の男性が座っており、登録証を見せるように言われました。

『あ、マズい、これはバレる・・・』

内心めちゃくちゃ焦りながら、カードを見せました。

ところが、ボランティア日数を確認されただけで特に何も言われず、

無事に施設の中に入ることができました。

(シスター、本当にごめんなさい・・・(二回目))

 

 

Nirmal Hridayはマザーテレサが一番初めに建てた施設です。

そのため、ボランティア希望者がとても多く、

時には人数制限がかかると噂に聞いていたのですが、

私が行った時はピークから外れていたのか、

そこまでボランティアの人数は多くなかったです。

 

欧米人のボランティアがほとんどで、日本人は私だけでした。

備え付けのエプロンの置き場所さえわからない状態だったので、

活動初日は周りのボランティアの行動を観察するのに精一杯でした。

 

 

Nirmal Hridayのメインの仕事は朝の洗濯。

男女合わせて数百人分の衣服やベッドシーツ、枕カバーなどを

洗剤が溶かしてある水道水の中でひたすら手洗いします。

ゴシゴシと擦ったりはしないのですが、

乾燥機に入れる前に一つずつ手で絞っていくのが結構大変でした。

子ども服と違って、大人の服は大きくて生地が固めなので、

すぐに手の平が真赤になってしまいました。

この作業を毎朝ここにいるシスターたちはやっているんだと思うと、頭が下がります。

乾燥機での脱水が終わったら、干すためにカゴに入れて屋上まで運びます。

山盛りの洗濯物を屋上まで運び、かんかん照りの太陽の下、

みんなで手分けして干していきました。

4月のコルカタの太陽を甘く見てはいけません。

気温は恐らく昼前で38℃前後。

私は洗濯物を干し終わり、空っぽになったカゴを洗濯場に持っていく途中、

階段でバランスを崩してしまい、派手に尻もちをついてしまいました。

(眼鏡割れなくてラッキー!笑)

多分、軽い日射病に罹ったのだと思います。

屋上で活動する際は帽子とサングラスの持参をおすすめします!

 

 

洗濯が終わるとボランティアのためのティータイムが始まりました。

特に決まってはいないのですが、だいたい朝の10:30~11:00くらいまで、

全ての施設でティータイムというものがあります。

ミルクチャイ(もしくはインド風の甘い紅茶)、ビスケット、バナナなどを用意してもらえます。

チャイや紅茶を飲み、ビスケットやバナナを食べながら、

ボランティア同士お喋りしたり、ゆっくりしたり、時間の使い方は自由です。

一カ所にボランティアが集まるので自然と会話に加わる感じにはなってしまうのですが。笑

 

 

ティータイムの後はお昼ご飯の時間まで、

施設で暮らしている人たちと自由に接して過ごしていました。

話しかけたり、マッサージをしてあげたり、

自主的に歩行練習を行っているボランティアもいました。

ちなみに部屋は男女別になっていて、

男性がいる部屋で女性が活動することはできません。(その逆も不可)

おばあちゃんたちは普段、椅子に座って(座らされて)いるようで、

ベッドで横になるのはご飯の後だけみたいです。

もちろん寝たきりのおばあちゃんもいましたが、人数は少なかったです。

てっきりほとんど全員ベッドで寝ているものかと想像していたので、

正直元気なおばあちゃんが多くてびっくりしました。

簡易ベッドが室内に勢揃いしている様には多少衝撃を受けましたが、

死を待つ人の家というよりは、簡易な老人ホームのようだと思いました。

 

 

11:30頃からお昼ご飯が始まります。

自分でご飯を取りに行けない人たちのためにご飯を配ったり、

食事の補助をしたり、水を運んだりしました。

用意されるご飯は毎日カレーです。

いずれかのカレー(具は豆、魚、鶏肉、野菜のどれか)と、

ご飯かチャパティアチャール(インド風の漬物)がセットになります。

もりもり食べる人もいれば、全く手を付けない人もいて、

大人相手になんて声をかけるべきか悩みました。

シスターやマーシーに促されてようやく食べ始めてくれたので安心しましたが、

自分の不甲斐なさに少し悲しくなりました。

 

 

食べ終わった人からベッドに移動します。

お皿やコップなどの洗い物をする係と、

おばあちゃんたちをベッドに連れて行く係に自然に分かれました。

歩けない人はボランティアがその人のベッドまで

椅子ごと引っ張って移動させるのですが、

楽をしようとして、歩ける人まで椅子でベッドまで運んでほしいと言うものだから、

この仕事には一苦労しました。

全員をベッドまで移動させると午前中の活動は終了です。

 

 

想像していた死を待つ人の家とは全く別物だったので、

初日から学ぶことがたくさんありました。

中でも施設にいるおばあちゃんたちが割と元気だったのが驚きでした。